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3月

1年の中で3月が一番好きだ。

終わりと始まりのちょうど中間で、春休みは特にすることもなくて気楽だ。それにだんだん暖かくなってきて、日によってはコートが要らなくなる。寂しさと希望の共存を肌で感じる。


1年前の3月は、夏目漱石の「こころ」と村上龍の「69 sixty nine」を読んだ覚えがある。片道1時間のバスの中はおじいさんとおばあさんばかりでとても静かで、昼下がりの日差しだけが強烈だった。


「こころ」を読み終えたのはバスの中だった気がする。バスを降りて スーパーや美容室が立ち並ぶ高校までの坂をダラダラと登りながら、あのとき私は何を考えていただろう。見慣れた風景が いつもと変わらず続いていた、終わり