ガソリンの揺れかた

再三に渡ってブランキーは聴いたかと問われるので、根負けして聴いた。ガソリンの揺れかた。すぐに好きになった。

夢の中でうわー私もう古典のこと何も分かりませんけどーーと思って焦った。美術部の人が半ば強引に「コンビニ人間」を貸してきて、その中に集中力を欠いた仕事仲間の様子に焦った古倉がその日の業務の重要性を1人強迫的に語っているシーンがあってそれがいつまで経っても中学校や高校のことを夢に見ている自分に重なった。これから先の人生で楽しみなことはひとつもないからそれも良いんだと自分では思ってるけどそんなどうしようもない人間にも毎年誕生日が来て就活のメールが届いたりもしてこれは本当に大変なことだと思う。

23歳の抱負は特にない。たくさん眠りたいと思うが、毎日気づけば朝になっているからどうだろう。いろんな人から遊ぼうと言われて遊んでいると何が何だか分からないという気持ちが絶えず生まれて消えることがない。頭の中が常に白く濁っている、他の人との根本的な違いが気になっている。私はずっと家で1人で寝てるだけでいいのにそういうわけにもいかずみんなが当然やってのけているように忙しなく誰かと遊んだり就活したりしているうちにまた次の誕生日がやって来る。これからもどんどんいろんなことが分からなくなっていくんだと思うし、価値があると思っていたことを普通に忘れていく自分をどうとも思わなくなった 終わり